近年、地震や大雨などの自然災害がたびたび発生しています。
そんな中で「備えることの大切さ」に気づいた人がどんどん増えています。
防災グッズの中でも特に重要なのが「食料の確保」です。
とくにお米は、日本の食卓に欠かせない主食なので、備蓄しておきたいと考える人が多いのです。
これまではスーパーや通販でしか買えなかった「備蓄米」ですが、2025年からはコンビニでも買えるようになりました。
身近な場所で、しかも手軽な値段で買えるのはとてもありがたいことです。
この記事では、大手コンビニチェーンごとの販売情報や取り扱い商品、価格、注意点までをくわしく紹介します。
あなたの町のコンビニでも売っているかもしれませんので、ぜひ最後まで読んでください。
備蓄米がコンビニの販売店舗について
そもそも「備蓄米」とは、政府が災害などの非常時に備えて大量に保存しているお米のことです。
これらは定期的に入れかえが必要となるため、一定のタイミングで市場に出されます。
2025年、政府はその備蓄米の流通を大きく広げることを決めました。
その結果、全国のスーパーだけでなく、ローソンやファミリーマート、セブンイレブンなど、身近なコンビニにも供給されるようになったのです。
また、コンビニで販売される備蓄米は、使いやすい小分けタイプが中心です。
1kgや2kgといった、ちょっとしたスペースにも保管しやすいサイズで、ひとり暮らしの人や高齢者世帯にもぴったりです。
お米をストックしておけば、万が一スーパーが閉まっていても困りません。
こうした背景から、コンビニ各社は備蓄米の取り扱いに力を入れています。
ローソンの販売情報|全国展開で買いやすさトップクラス!
ローソンでは、2025年6月5日にまず東京と大阪の一部店舗で先行販売を開始しました。
その後、6月14日からは、沖縄県を除く全国のローソン約13,800店で一斉に販売される予定となっています。
このように、全国展開のスピードが早く、入手のしやすさではトップクラスといえるでしょう。
さらに関東エリアでは、6月下旬以降に1kgの小容量パックの取り扱いも始まります。
これにより、使う量に合わせて選べる選択肢が広がります。
一方、沖縄では別規格の備蓄米が流通する見込みで、地域のニーズに合わせた展開が期待されています。
価格は以下の通りです。
内容量 | 税抜価格 | 税込価格 | 備考 |
---|---|---|---|
1kg | 360円 | 389円 | 一人暮らしに便利なサイズ |
2kg | 700円 | 756円 | 全国のローソンで販売中 |
とくに販売初日は混雑が予想され、開店から数時間で完売する店舗もあるようです。
お店によっては次の入荷が未定な場合もあるため、買いたい人は早めに行動しましょう。
ファミリーマートの備蓄米|段階的に全国へ
ファミリーマートでも、2025年6月5日から東京・大阪の一部店舗にて販売が始まりました。
最初は20店舗程度でしたが、その後6月中旬から全国に向けて順次販売が広がっています。
全国すべての店舗での展開は7月中旬までに完了する予定です。
販売されるのは1kgパックのみで、価格は以下のとおりです。
内容量 | 税抜価格 | 税込価格 | 特徴 |
---|---|---|---|
1kg | 360円 | 388円 | 手に取りやすい手ごろさ |
2021年産のお米が使われており、品質検査や異物除去も済んでいるため、安全性も確保されています。
店頭での販売状況は地域や店舗によって異なり、売り切れとなるケースも少なくありません。
再入荷のタイミングも不定期なため、確実に手に入れたい場合は事前に店舗へ電話で問い合わせるのが安心です。
セブンイレブンの備蓄米|無洗米で炊飯がラク!
セブンイレブンは、2025年6月17日から東京都・大阪府・四国4県の一部店舗で販売を開始します。
その後、6月末までには約5,000店舗で取り扱いが拡大される予定で、さらに全国へと展開されます。
最大の特徴は「無洗米」である点です。
水で洗わなくてもそのまま炊けるため、時間がないときでもすぐに調理できます。
非常時に水を節約したいときにもぴったりです。
また、パッケージにはチャックがついており、開封後も簡単に保存できます。
価格は以下の通りです。
内容量 | 税抜価格 | 税込価格 | 特徴 |
---|---|---|---|
2kg | 約800円 | 775円 | 無洗米・チャック付きで便利 |
このように、セブンイレブンの備蓄米は「便利さ」に特化しており、忙しい人や災害時に備える人にとって理想的な商品です。
その他のコンビニ・スーパーの販売予定
北海道を中心に展開するセイコーマートでは、36トンもの備蓄米の購入申請を政府に提出済みです。
しかし、実際の販売開始時期はまだ明らかになっていません。
また、コープさっぽろ、イオン、アークスグループ、ドン・キホーテといった大型スーパーでも、備蓄米の販売が予定されています。
ただし、店舗ごとに取り扱いの有無や開始時期が異なるため、利用する予定の店舗で事前に確認することをおすすめします。
地域別の販売スケジュール早見表
地域 | コンビニ名 | 販売開始日 | 特記事項 |
---|---|---|---|
北海道 | ローソン | 6月14日 | 全国展開に準拠 |
北海道 | ファミリーマート | 7月中旬予定 | 順次拡大中 |
東京・大阪 | セブンイレブン | 6月17日 | 四国とともに先行販売 |
四国 | セブンイレブン | 6月17日 | 香川・愛媛・徳島・高知など |
販売スケジュールは変更される場合もあるため、各社の公式サイトやアプリなどで最新情報をチェックしましょう。
コンビニで備蓄米を買うメリットとは?
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手軽で便利
コンビニは朝でも夜でも開いているので、思い立ったときにすぐ買いに行けます。 -
量がちょうどいい
1kg〜2kgと少量ずつ売っているため、保存場所にも困らずムダがありません。 -
値段が安い
通常の米よりも手ごろな価格で買える場合が多く、お財布にもやさしいです。 -
調理が簡単
セブンの無洗米のように、水洗い不要のものは、炊飯がとてもラクです。
備蓄米を買うときの注意点
まとめ:備蓄米は“今”コンビニで手に入れる時代!
備蓄米は、もはや特別なものではなく、コンビニで気軽に買える時代になりました。
政府の支援により、安心・安全なお米をリーズナブルな価格で手に入れるチャンスが広がっています。
ローソン、ファミマ、セブンといった身近なお店で、いつでも手に入るからこそ、早めの備えが大切です。
今のうちに少しずつストックしておけば、いざというときに家族や自分を守る大きな力になります。
まずは、最寄りのコンビニに備蓄米があるか、のぞいてみませんか?
防災の第一歩は「知っておくこと」からはじまります。